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海・青・Tout est bleu

SEA_1

若いころ、担当の美術教師が、私が、デザインとしてはおそらくはじめて描いたであろう平面の課題をみんなの前にかかげ、「今まで教えてきた中で1、2の指に入る作品だ」と、全員に向かって公表した時、「それは、当然だろう」と思った。「他といっしょにされても困る」な、と。(笑)
果実をモチーフにしたデザインをいくつも組み合わせ、青のグラデーションで構成したもの。
今考えると、ずいぶん高飛車な話だが、本気でそう思っていた。

とっつきにくい芸術家タイプのコワモテの教師で、声もかけにくい感じだったが、授業中、自分が影響を受けた絵について話したことがあった。偶然入った美術館にあった大きな絵を前にして、よくわからないけど、動けず立ちつくし涙があふれてきたという話。
ありがちな話だが、このタイプの教師でも絵を見て涙するのかと、まだ世間しらずで生意気な娘は思ったと記憶する。

いや、実際はまだまだ純粋で、先生でもそんな風に絵の前でただ呆然とたちつくし涙することあるのか。見てみたいな。とまじめに思っていた。
ふと入った美術館は「ブリジストン美術館」というところだった、と。

残念ながら、その作者がだれであるか、はてしなく昔のはなしで忘れてしまったが、そのブリジストン美術館というキーワードだけは覚えていた。
SEA_2

その何十年後か、通勤の地下鉄のホームにある広告で気になる絵があった。
色が、雰囲気が、興味以上のものを惹いた。立ち止まって見ると
ブリジストン美術館「Sea うみのいろ うみのかたち」 -モネ、シスレー、青木繁、藤島武二など という展覧会の広告だった。

そのポスターになっているZAO・ウーキーという人の青い抽象的な絵。
その絵からしばし目がはなせなかったが、なにしろ会社のある駅で、まだまだ会社の顔からリセットできず、じっと立ち止まって見たい心はおさえ、中途半端にそのテーマと作者を記憶し通り過ぎた。

この夏、リアルな海は、いつも見ているけれど、画家や芸術家のフィルタを通した海はどんな青か。何十年も前から行くことがきまっていたであろうその場所に行くことを楽しみにしている。


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