三浦はスイカの名産地!

あまり実感はしていないが、通りにこんなのぼりがたくさん。そうそう、そして今年は、OTODAMA 音楽 STUDIOに行ってみようと思っている。
さて。
「と~も~だ~ちが、で~き~た~、すいかのめいさんち~♪」
って曲をご存知だろうか。
日曜、家でひとしきりのんびりまったりしていた午後、「油壺いこっか!」の声に待ってました!とばかり「ぶんぶんぶんぶん」と首がとれるくらい縦にふり、そっこう支度をして出かけた。
私にはまず郷愁の念や、幼少のころに住んでいたところへのこだわりや愛着などは、まったくなくって、(というかわからなくて)無類の旅好きでもあるし、自分は前世、遊牧民または回遊魚かなにか海の生物だったのではないかとまじめに思っていたのだが、なぜか最近めきめきと、今のところホームグラウンドの三浦半島好き好き大好きモードになってしまった。
何年か前に鎌倉芸術館で大好きな大貫妙子さんのコンサートを見た時、葉山在住のご本人も、何十年も住んでいるが最近になって愛着がわいてきたというようなことをおっしゃっていた。
自然しかり、農産物、海産物しかり、東京から程近いところに位置しているけれど、何とも豊かなことかとしみじみ実感する。
食についても、やっぱり、身土不二ってこともあるし、できるだけ地産地消したいことでもあるし、何よりここでとれたものをいただいて、おいしい!と幸せを感じる今日このごろなのでR。
そんな中、油壺への道すがら、道沿いに点在する野菜直売所が既にすいか・すいかのオンパレードになっていることを見て、「いや~、もう夏モードだね」「また、夏が来たね~」と季節を感じたのであった。
っていうのは、ここに住んで気がついたんだけど、ほんと、どこもおもしろいくらい、夏になると直売所の棚に大小さまざま、びっしりすいかが並んで、ひな祭りの雛壇みたになっちゃうんです。最初は、その様子にちょっと驚いたけれど、ひえ~、ここも、そこも、全部、すいかじゃ!!って。

今となっては、夏が来るとしばらくすいかの雛壇だなぁと季節をつげる目印のような存在になっているのだ。小ぶりなのを、ひとつ買っていこうと、車から降りて、「こんにちわ~」と見ていると、おばさんが食べな、食べなと、試食のすいかを勧めてくれて、おまけに新しいのも切ってくれた。遠くのほうから学校帰りのお孫さんが歩いてきて、お孫さんにも「ほら、すいか食べな!」と同じように言っている。
私が、形が不揃いなので割安になってるスイカをポンポンとたたいていると、ニコニコしながら見ていて、「これ、おいしそうだけど、どうかな?」と聞いてみると、ポンポンとたたいて、「これは、ダメだね~。すが入ってんからね」とにこにこ。「えー!だめ~!?おいしそうな音してたけどなぁ」と私。
「スが入ってると、甘くないの?」「そうじゃないけど、切ったとき、あ、と思うじゃんね」「あ、そっかなるほどー」
じゃあ、おまけして300円ね。とただでさえ安い500円から、さらにおまけしてくれた。商売っけがないなー(笑)。
そして、お楽しみは最後にとっておこうと、三浦パン屋充麦さんは帰によることにして、通りすぎ、小網代湾へ到着。下に降りていくと、ブイのような丸いものが海岸近くを四角く切り取る形で浮いている。
「なんだこれ?」「あー、そっか!もう海開きしたんだよ、海水浴のところだけ、かこってあるんだよー」と気がついた。
もう、ボート屋さんはしまっていたけれど、すっかり海の家の顔になっていて「ほほ~、ラーメンやカレーライスも食べれるんだねぇ」「シャワーや更衣室なんかできちゃうんだねぇ」とちょっと見慣れない様子にニヤニヤ。
そして今日も、釣果のミニ黒板をチェックして「今日、マゴチ54cmだってー!!」と騒ぐ私。

磯におりると、けんこの大好きなかにかにがたくさん!お腹に卵をもっているかーさんカニや、かなりでっかいかにやらにまじって、やどかりもちらほら。

さて、こちらは何だと思いますか?そう、クラゲです。

そして、おそらく息たえてしまったばかり?のくらげ。手にとってみると、足の部分がなく、頭の丸い部分がすりガラスのような透明のゼリー状で、海に浮いている。生きている感はない。
かなりたくさんいたので、なんでだろーね。と不思議に思う。

しかし、磯あそびはどんだけしてても飽きないねぇ。ちょうと満潮だったので、そんなに見れる生き物もいなかったんだけれど、潮が引いていると、いっぱいおもしろいのがいる。
日がな一日遊んでたいね。