
日影茶屋 春の茶屋膳
今日は、朝、R子さんから携帯に電話があって起こされ、折り返しすると、天気が良いので家でじっとしているのも何だし、遊びにこない?と言う。せっかく天気が良いのだから、こちらにくれば?と逆に誘って逗子に来てもらうことになった。ちょうどお昼時だったので、どこかでお昼をということになり、今年はまだ、みんなの予定があわずに行けていない日影茶屋にいってお昼を食べましょうとなった。
私たち夫婦と親夫婦は同じ結婚記念日で、私たちは何年か前の3月6日、両親は何十年か前の同日に式を挙げたわけだが、私たちは鶴岡八幡宮で神前式、その後、日影茶屋で披露宴という何ともしぶすぎる結婚式をあげた。しかもビデオや派手な演出など何もなく、日影茶屋さんの大広間でおいしいお料理&ジョアン・ジルベルトの「声とギター」をかけっぱなしにしながらというこれまた今考えても渋すぎる披露宴であった。(って、音楽とかビデオ作るの面倒だっただけか)
前おきは長くなったが、というわけで、結婚記念日あたりの週末はみんなでご飯を食べにうかがうことにしているのだが、今年は妹夫婦の都合がつかず、延期となっていたのだ。
たまにしか行けないのだが、女将さんは変わらず笑顔で迎えてくれて、ほんとにありがたいと思う。そして私たちが披露宴というお祝いの席を持たせてもらったというご縁でいつも何かしらお祝いをしてくださるのだ。いつもお客さんが絶えないのは、この心地のよさゆえ、ほんとにいつ行っても旬の美味しいお料理がいただけるお店というのは貴重だなー、と毎回パーフェクトに美味しいご飯をいただきつつ思うのであった。そしてヴィーな私も日影茶屋のご飯は晴れの日のご飯として、すべて美味しくいただきます。どれをいただいても旬の香りと味がお椀やお皿に詰まっていてとても幸せな気分になれるのです。
最近日本酒に凝っている私たちは、『来福』という何とも素敵な名前のおいしそうなお酒を注文し

これが、とてもおいしくて大満足。さらに女将さんがお祝いにと「MIZUBASHOU」という日本酒のシャンパンをふるまってくださり、これがもうとてもおいしくて、おかわりもしてしまい、ほんとにお心遣い感謝いたします。ありがとうございました。

先付 筍といか 木の芽和え

前菜 海老と針魚手綱寿司
花びら長芋
粟麩田楽焼き
結びのし梅

お椀 鶯仕立椀

お造り 季節の魚盛り合わせ

焼物 鰆の菜種焼き
大根で作った蝶々が菜の花にとまっています。菜の花の下は鰆の西京焼き。さわらは魚へんに春なんですねー。もうどれをとっても旬の香りが満載なのです。

煮物 春きゃべつと豚肉の重ね煮

蟹入りうずみ豆腐粥 香の物

水菓子
と、ここまで楽しくおしゃべりをしながら、すべておいしく大満足でいただいた。マクロビオティックでは、旬の、その土地のものをいただくが、まさに今日のお膳も、この土地の極上の旬のもの。香りをお届けできないのが残念。R子は食が細くてほんとにおいしいものしか食べられなくて、いつも人のお皿にエクスポートするのに忙しいのだけれど、すべて自分でペロリ。さすがの日影茶屋です。
で、ご馳走さまの後、おとなりの和菓子処で桜餅とぼた餅を妹たちのお土産に買いました。

幸せな休日の午後でした。日影茶屋さんは、以前宿泊できる旅館として営業していた歴史もありますが、今はお食事のみ。これからだんだん暖かくなる週末、
逗子、葉山辺りに泊まって春の海を満喫しつつ日影茶屋さんで、のんびりおいしいお食事をいただくなんて、素敵です。
予約を取って行かれると良いでしょう。
神奈川県三浦郡葉山町堀内16 ご予約 046-875-0014
定休日 水曜日 (祝祭日の場合は営業)
営業時間 お昼 11:30~14:30(L.O.) 夕食 17:00~21:00(L.O.)
日影茶屋 葉山 逗子